桜花賞制覇で実現した最高のシーズン! 柴田茂昭鳩舎

桜花賞制覇で実現した最高のシーズン! 柴田茂昭鳩舎
■柴田茂昭鳩舎(東京南部連合会)
 〒144-0034 東京都大田区西糀谷4-16-13 ℡:03-3742-2946  e-mail:snakeheadjp@yahoo.co.jp

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 2018年春にRgを制し、6年ぶりの総合優勝を経験した柴田茂昭氏(東京南部)。昨年、桜花賞で総合ワンツーを飾り、「1度総合優勝したら近いうちに再び総合優勝する」という勝利の循環を見事体現した。そして桜花賞での成果が大きな要因となり、国内最高賞である「日本優秀鳩舎賞」までも自身にとって最高位である「全国5位」で受賞。2年連続総合優勝、そしてキャリア最高のシーズンをもたらしたのは、「輸入CH×自鳩舎記録鳩」という今までの鉄板式にアレンジを加えた新たな配合式であった。

総合ワンツーは同配合式! 総合優勝鳩は“ゴールデンレディ”&“カニバール”重近親

1000Kレースで当日で帰すことが鳩レース最大の醍醐味だと考えているレースマンは多いだろう。柴田茂昭氏(東京南部)もその1人であるが、国内最高賞である「日本優秀鳩舎賞」の受賞歴を持つ強豪でありながら、意外にも「1000K当日帰り」を果たしたことは1度もなかった。キャリア15年を迎えた昨年、東日本CH併催の桜花賞でこの喜びに触れることとなる。

「茨城で当日入ったという情報が入り、計算上、東京でも入るかなと思いました。そうしたら6時40分くらいに北から1羽、帰ってきたんですよ。もう感動で全身が震えましたね」。

結果、所属する東京東連盟で当日唯一羽帰り。しかも翌日でも1番時計で1羽帰し、桜花賞総合ワンツーを決め、2019年春シーズンを終えた。

2年連続で柴田氏に総合優勝をもたらしたヒロインは、前年と同様に「輸入CH×自鳩舎記録鳩」という配合パターンである。父親は“ド・スパット”という万羽レースでシングル入賞を果たしたオランダ産CHバード。しかも全兄弟に6000羽超参加の短距離レースで優勝した“スピード”がおり、配合的にも「アタリ」に限りなく近い。血統は純のコープマン系。なおかつファンダイクの“カニバール”ブームを巻き起こした銘ブリーダー“ゴールデンレディ”の重近親鳩だ。母親はRgで30位のレーサーで、父方が東日本CH総合65位、併催の桜花賞では総合8位に入賞したファンデウェーゲン系の長距離CH。母方は前述の“ゴールデンレディ”の血を絡めた“カニバール”の近親となっている。つまり総合優勝鳩「18MA05681」は、この世界的銘鳩2羽の重近親鳩ということだ。

その一方で母鳩の交配「09MA09177×08LC11403」で作られた300K優勝鳩と“ファンディラン”という短距離レース2回優勝のオランダ産CHバードとの交配で桜花賞総合2位の「18MA05503」が誕生。「オランダ産CH×アタリ配合の娘」、そして「輸入系CH×自鳩舎記録鳩」という総合優勝鳩と同じ配合式で「桜花賞ワンツー」を決めたのである。

「配合」と「配合式」というこの2つの正解に柴田氏は強い手応えを感じたことはいわずもがな。しかも2羽とも同じ銘血が絡んでいたことにより、今まで意識することのなかった系統化を図ることを決める。中でも今回の桜花賞総合優勝鳩は“ゴールデンレディ”“カニバール”の重近親ということを考えると種鳩として、そして基点としての期待値は高い。

「2羽ともコープマン系なのでこの血を強くしていこうと考えています。そのためにコープマン系の新たなCHも入れましたしね(笑)」。

3度目の受賞にして初めて王者の証である「栄光のカーペット」の上を歩いた柴田茂昭氏。

3度目の受賞にして初めて王者の証である「栄光のカーペット」の上を歩いた柴田茂昭氏。

CHはCHでも選ぶのはエースピジョン。1発だけの優勝鳩だとフロックで――という可能性がゼロではないからだ。柴田氏の総合優勝鳩全てにオランダ産エースピジョンが絡んでいることから、この判断が“実”になったことは言うまでもない。

さてこの桜花賞総合ワンツーが決め手となり、柴田氏は3度目となる日本優秀鳩舎賞を選出。自身にとって最高位となる全国5位に輝く。そして過去2度の受賞の時にはなかった演出――「栄光のカーペット」の上を歩いたことで、モチベーションがさらに高まったようだ。

「初めて(カーペットの上を)歩いてみて、改めてすごい賞を獲ったんだな、と感動しました。これからもこの日本優秀鳩舎賞を目指したいと強く思いましたね」。

ともあれ自身にとって最高ともいうべき1年となった柴田氏。しかし「配合」に「素材」と、勝利への方程式が固まりつつある上、モチベーションもアップしたとあって、この好循環が止まるどころか、更なる飛躍が期待されよう。。

2019年東京東桜花賞1000K当日唯一羽帰り総合優勝

18MA05681 BC ♀ 柴田茂昭鳩舎作翔

2019年
東京東桜花賞270羽中総合優勝・東日本CH総合34位・D地区8位
(実距離998.429K/分速1237.006m・当日)
東京東地区N1353羽中総合109位(実距離602.229K/分速1175.388m)

18MA05681BC

Father Grandfather
ド・スパット
NL06-1044127 BC ブルヒャッフ兄弟 作翔
ハーキース4819羽中5位・414羽中優勝、
ペローネ12104羽中6位・596羽中優勝他
全兄弟/スピード(デュッフェル6,927羽中優勝)
リトルフェイマス
NL05-1076482 B コープマン父子 作
クライネディルク全兄弟・タファレルの孫×
ゴールデンレディ直仔・ノーブルブルーの孫
Grandmother
NL05-1368665 BC コープマン父子 作
フィエラ(クライネディルクの全兄弟)の娘の
 アラノード(ホウデン13,938羽中優勝)の直仔×
   ブランコ(97年オリンピアード代表鳩)の孫
Mother Grandfather
15MA07011 B 柴田茂昭鳩舎作翔
東京東Rg500K30位
全兄弟の直仔/18MA05503(下掲)
09MA09177 BC 柴田茂昭鳩舎作
10年東日本CH7772羽中総合65位
ファンデウェーゲン系
Grandmother
08LC11403 B 長島祐二鳩舎作
カニバールの孫×クライネディルクの孫
直仔/飛翔会CH800K総合3位

2019年春東京東桜花賞1000K総合2位

18MA05503 B ♂ 柴田茂昭鳩舎作翔

2019年
東京東桜花賞270羽中総合2位・東日本CH総合74位・D地区21位
(実距離998.429K/分速1157.845m・2日目)
東京東地区N1353羽中総合107位(実距離602.229K/分速1175.425m)

18MA05503B

Father Grandfather
ファンディラン
NL15-1156929 B
ヒルブランド&フローンブローク作翔
レイムス   489K NPO4,913羽中5位・354羽中優勝
メーア    248K Prov. 5,977羽中3位・1,404羽中優勝
ボックステル 214K Prov.10,668羽中66位
ド102 NL11-4705102 BP
ヒルブランド&フローンブローク作翔
ロンメル1,888羽中優勝
ラーフェンシュタイン1,718羽中優勝
ヌーヴェル1,169羽中優勝
サンカンタン774羽中2位
ズトフェン12,839羽中6位
カノン(08年OVP長距離エースピジョン賞1位、
    07年OVPエースピジョン賞2位)の直仔×
TBOTBナショナル若鳩エースピジョン賞5位の母
Grandmother
ド154
NL14-4746154 BC
ディラン・ヒルブランド作
ファンデン・ボッシュ作×ファン・ローン系
直仔/オールラウンドProv.エースピジョン賞3位
Mother Grandfather
12MA01235 BC 柴田茂昭鳩舎作翔
300K優勝
東京東Rg総合11位
全兄弟の直仔/18MA05681(上掲)
09MA09177 BC 柴田茂昭鳩舎作
10年東日本CH7772羽中総合65位
ファンデウェーゲン系
Grandmother
08LC11403 B 長島祐二鳩舎作
カニバールの孫×クライネディルクの孫
直仔/飛翔会CH800K総合3位